愛媛県南西部、南予に位置する大洲市(おおずし)は、自然や歴史文化に恵まれた町です。
そんな大洲市を代表する観光地の一つであり、国指定重要文化財として認定されたのが、一級河川・肱川(ひじかわ)のほとりにある臥龍山荘(がりゅうさんそう)。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星を獲得するなど、世界から注目を集めているスポットです。
愛媛県南西部、南予に位置する大洲市(おおずし)は、自然や歴史文化に恵まれた町です。
そんな大洲市を代表する観光地の一つであり、国指定重要文化財として認定されたのが、一級河川・肱川(ひじかわ)のほとりにある臥龍山荘(がりゅうさんそう)。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星を獲得するなど、世界から注目を集めているスポットです。
臥龍という名前は、大洲藩主の加藤泰恒により「蓬莱山(ほうらいさん)が龍の臥(ふ)す姿に似ている」ことから命名されたといわれています。
蓬莱山はこの地の小さな島のことで、船や対岸からその姿を見ることができます。
肱川随一の景勝地として、国の名勝にも指定されています。
臥龍山荘で最初に訪れるのは「臥龍院(がりゅういん)」の母屋です。
茅葺(かやぶき)屋根の農家風の外観で、茶室建築家、大洲・京都の名大工、日本画家など、そうそうたる人物が建築に携わり、随所に意匠が凝らされています。
それぞれの部屋に独自の構造が取り入れられ、異なる趣を感じられる造りです。
縁側に出ると肱川が見え、せせらぎと鳥たちの鳴き声が心を躍らせます。
庭園を歩き、少し離れたところにあるのが不老庵(ふろうあん)です。
不老庵があるのはなんと崖の上。
下を見れば雄大な肱川が流れ、部屋には涼やかな風が通り抜けます。
肱川のせせらぎを音楽に穏やかな自然を味わえる、絶景であり安らぎも感じられる空間です。
訪れた5月は、透き通るような新緑の葉が美しく輝いていましたが、春夏秋冬・四季によってその表情は変わります。
自然と調和した臥龍山荘は、一度だけでなく、それぞれの季節に訪れるとさらに楽しめますよ。
臥龍山荘の近くには、大洲城、盤泉荘(ばんせんそう)などのスポットもあります。
ぜひ合わせて訪れて、大洲市の豊かな歴史と文化をより深く体験してみてください。