Yawatahama / Ikata / Seiyo
おいしいみかんの一大産地。
西宇和の壮大な段々畑。
取材地:八幡浜市 2023.12.04 up
愛媛県は、日本有数のみかん産地として知られています。
さらにみかんだけでなく、主に年明け以降に登場するかんきつ類を指す「中晩柑(ちゅうばんかん)」では、40種類以上の品種が育てられており、その生産量は日本一を誇ります。
まさに「かんきつ王国」ですね。
そんな愛媛県のかんきつは、実際にどのような場所で育てられているのでしょうか?
愛媛県の主要産地の一つ、西宇和(にしうわ)地域について紹介します!
西宇和とは、八幡浜市・伊方町・西予市一帯の呼び名で、四国および愛媛県の最西端に位置します。
西宇和の象徴的な景観が、リアス海岸の海沿いに、山を切り開いて築かれたみかんの段々畑です。
山のふもとから頂上へ向かって、長い年月をかけて人の手で石を積み重ねてできた、壮大で迫力のある光景が広がります。
秋から冬にかけてみかんが実り、一面に鮮やかなだいだい色が広がるのは圧巻です。
さらに階段状になっていることで、水はけが良い上に、木と木が重なって太陽を遮ることなく、しっかりと日光に当たります。
温暖な気候とこうした特殊な環境が、かんきつ栽培に最適なことから、高品質なみかんや中晩柑の一大生産地となっています。
おいしいみかんは、甘みと酸味のバランスの取れた濃厚な味わい、そして果肉を包む「じょうのう」と呼ばれる半透明な房が薄いのが特徴です。愛媛県産のみかんは、味わいに加えて、食べた時の食感も良く、日本でも有数の品質を誇っています。
おいしいみかんと美しいみかん農園の景観は、愛媛県の大きな魅力の一つです。
ただし、農家の方が管理・作業をされているため、許可なく農道や農園に立ち入らないように注意しましょう。
実際に収穫してみたい場合、愛媛県内各地に収穫体験のできる農園もあります。豊かな自然の中で取りたてのみかんを味わうと、特別な思い出になること間違いありません。
いよ観ネット「体験・イベント・お楽しみコーナー」
おいしいみかんを食べて味わったり、愛媛県を訪れた際は収穫体験をしてみたり、ぜひ愛媛県自慢のみかんを楽しんでください!