かんきつの種類は40種類以上。
「かんきつ王国」愛媛県。
2023.02.07 up
冬に旬を迎える果物で、代表的なものは何でしょうか?
いろいろな果物があると思いますが、やはりこたつのお供、みかんではないでしょうか。
おいしいだけでなく、栄養も豊富で、冬に欠かせない果物ですね。
温暖で晴れやかな瀬戸内に位置している愛媛県は、そんなみかんの一大産地で、甘味と酸味のバランスの良い、濃厚でおいしいみかんが育てられています。
しかし、愛媛県はそれだけではありません。
年明けごろからお店の果物売り場にて、伊予柑(いよかん)、ポンカン、デコポンなどの名前を見かけたことはないでしょうか。
こうしたかんきつは「中晩柑(ちゅうばんかん)」と呼ばれ、みかんを除いた、主に年明けから登場するかんきつ類を指します。
実は、愛媛県は中晩柑の生産量、品種の数ともに、日本一を誇るのです!
愛媛県には、先ほど挙げた伊予柑(いよかん)、ポンカン、デコポンなど、定番になっている品種から、せとかや清見など、知る人ぞ知る優れた品種まで、個性的な中晩柑がそろっています。
また、レモンの生産も多く、広島県にも迫る全国で2位の生産量です。
中晩柑の生産も盛んな愛媛だからこそ、新しい品種への取り組みも行われており、愛媛県で誕生したオリジナルの品種もあります。
代表的なものが「紅まどんな」と「甘平(かんぺい)」です。
紅まどんなは、甘くてジューシーな味わいに、引っかかるところのないゼリーのような食感が特徴です。中晩柑の中でも出荷時期が早く、年末から登場するため、贈答品としても人気があります。
甘平は名前の通り、甘くて、少し平たい形をしたかんきつです。大きな実には濃厚な甘みがギュッと詰まり、粒立った果肉のシャキシャキとした食感を楽しむことができます。
どちらも愛媛県だけで生産されている貴重な品種で、その珍しさや格別なおいしさから、人気が高まってきています。
県内の各地では、かんきつそのものはもちろん、かんきつを使ったジュースやゼリー、スイーツなど、さまざまな方法で楽しむことができます。お土産や贈り物としてもぴったりです。
かんきつ王国愛媛県で、思う存分にかんきつを味わってみてください。