Shikokuchuo
復元された街の象徴
川之江城。
取材地:四国中央市 2024.01.26 up
四国の中央部、そして愛媛県の最も東にあり、香川県・徳島県・高知県と隣接する四国中央市。
紙製品の工業製品出荷額が全国一を誇り、日本一の紙のまちとしても知られています。
そんな四国中央市の魅力を一度に楽しめるスポットが、川之江城(かわのえじょう)です。
1337年に築かれた城は、長い年月を経てわずかに石垣が残っているだけの状態でしたが、旧川之江市制施行30周年記念事業として、1986年に再建されました。
川之江城は、瀬戸内海に面した絶好のロケーションに位置しています。
天守閣は海沿いの小高い丘の上に建てられており、アクセスも良く、車で近くまで行けます。
天守閣を目指して進むと、まずは櫓門(やぐらもん)と涼櫓(すずみやぐら)が見えます。
公園全体は桜の名所としても知られており、春の花見の時期に、涼櫓は多くの方に利用されるそうです。
そして涼櫓の正面にあるのが櫓門です。
ここから天守閣へと向かいます。
階段を上がると見えるのが立派な天守閣です。
春には桜も咲き、城の雰囲気を一層引き立てます。
では内部を見学しましょう!
天守閣内では、刀や甲冑、出土品、歴史的資料などが展示されており、過去と現在を比較しながら、この地域について知ることができます。
目玉はなんといっても、展望台からの眺望。
天守閣の4階からは360度のパノラマが広がります。
海側には波が穏やかで美しい瀬戸内海があり、天気が良ければ、瀬戸内の島々やしまなみ海道まで見渡せます。
西には四国中央市の特色を象徴する紙製品の工場が見え、日本一の紙のまちということを実感できます。
山側に回ってみると、四国中央市の街並みと石鎚山から連なる法皇山脈(ほうおうさんみゃく)と呼ばれる雄大な山々が見られます。
川之江城天守は、まさにこの地域を楽しむための絶好のスポット。
四国中央市は、その名前の通り四国の中央部にあり、他の県へのアクセスも抜群です。
気軽に立ち寄り、歴史に触れ、美しい景色を楽しんでください!