西条市は愛媛県東部に位置し、南は西日本最高峰の石鎚山、北は瀬戸内海に囲まれています。
気候は温暖で、良質な自噴水「うちぬき」に代表される豊かな自然環境と、由緒ある寺や名湯といった魅力的な観光資源に恵まれています。
「うちぬき」とはこの地ならではの表現ですが、江戸時代の中頃から昭和20年頃まで行われていた工法に由来します。鉄棒を地面に打ち込みくりぬいた竹を入れることで、良質な地下水が湧き出していたそうです。
西条市内では広範囲にうちぬきが分布しており、その数はなんと約3000本もあるとされています。
それでは2回にわたり、西条市の名物うちぬきの有名なスポットを紹介します。
総合文化会館
伊予西条駅の近く、西条市総合文化会館にあるうちぬき。
石鎚山をイメージしたモニュメントから、水が流れ続ける象徴的なスポットです。
水くみ場を利用できます。
陣屋跡のお堀
西条市の中心部、旧西条藩の陣屋跡には立派なお堀があります。
ここでは噴水のように水が美しく噴き出す様子が見られるほか、四季折々の植物も楽しめます。
うちぬき広場
うちぬき広場は陣屋跡のすぐ近く、西条市役所の南側にあります。
記念碑が建てられており、すぐ隣でこんこんと湧き出る様子を見ることができます。