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しまなみ海道のモニュメントと自転車
おかえりに出会う旅。ー愛媛県
Imabari

「サイクリストの聖地」。
世界に名だたるしまなみ海道。

取材地:今治市 2022.11.8 up

広島県の尾道と愛媛県の今治市をつなぎ、瀬戸内の島々に架かった橋の道「しまなみ海道(かいどう)」。
サイクリングが好きな方であれば、一度は聞いたことがあるかもしれません。
CNNによって、世界7大サイクリングロードの一つにも選ばれた、世界的に有名な「海を渡る道」です。

上空から見た来島海峡大橋

全長はおよそ70km。
広島県の尾道市側から愛媛県今治市への方向だと、向島(むかいしま)・因島(いんのしま)・生口島(いくちじま)・大三島(おおみしま)・伯方島(はかたじま)・大島(おおしま)の6つの島を渡ります。
自転車用の道があり、初心者から上級者まで走りやすい道です。そしてレンタサイクルの拠点や休憩所、ルートを案内してくれるブルーラインが引かれているなど、至れり尽くせりのサイクリングの環境です。

特筆すべきは、波の穏やかな瀬戸内海の多島美。
大小さまざまな島が点在しており、美しい海と島の景色を眺めながら走ることができます。

大三島の多々羅(たたら)しまなみ公園内には「サイクリストの聖地しまなみ海道」を記念したモニュメントもあります。

サイクリストの聖地しまなみ海道のモニュメント

島をつなぐ橋も見どころです。どれも圧倒的なスケールで、それぞれ造りも形も違います。
実際に渡りながら、お気に入りの橋を探してみてください。

愛媛県側の橋で、しまなみ海道最大の「来島海峡大橋」は世界初の三連吊橋で、しまなみエリアに点在する島と島を結びます。
来島海峡大橋の橋脚とワイヤーでつながった形が王冠(クラウン)のように見えることから、海外の方にも親しみを持っていただけるよう「クラウン・ブリッジ」という愛称も付けられています。

横から見た来島海峡大橋

しまなみ海道サイクリングロードの愛媛県今治市側のスタート地点にある「今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山」には、「SHIMANAMI」の文字がかたどったモニュメントの設置されており、絶景のフォトスポットです。

今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山のモニュメント

沿線の島々は、観光の魅力にもあふれています。
島ならではのグルメを味わい、絶景に心を打たれ、マリンスポーツやキャンプ、アートを楽しむなど、瀬戸内海の美しい島を舞台に、思い思いの過ごし方ができます。

しまなみ海道の一帯は、現在も続々と新しい施設やアクティビティーが誕生しており、世界から注目を集めるスポットです。
レンタルサイクルのサービスも充実し、電動アシストの自転車もありますので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。

夕焼けの来島海峡大橋