愛媛県には、松山城と宇和島城の2つ、天守が現存する城がありますが、そのほかにもさまざまな特徴を持った城があります。
今回は各地のお城、今治城、大洲城、湯築城(ゆづきじょう)、川之江城を紹介します。
今治市の中心部、そして海のすぐ側にある今治城。築城の名手と評される藤堂高虎によって作られました。
香川県の高松城、大分県の中津城と並ぶ日本三大海城として知られています。
愛媛県には、松山城と宇和島城の2つ、天守が現存する城がありますが、そのほかにもさまざまな特徴を持った城があります。
今回は各地のお城、今治城、大洲城、湯築城(ゆづきじょう)、川之江城を紹介します。
今治市の中心部、そして海のすぐ側にある今治城。築城の名手と評される藤堂高虎によって作られました。
香川県の高松城、大分県の中津城と並ぶ日本三大海城として知られています。
一番の特徴は城を囲む堀。
水路が今治港につながっており、内堀には海水が引かれ、海の魚も泳いでいます。
海上交通の要所である今治の、地理を生かした構造になっていることが分かりますね。
夜間には城のライトアップも行われます。
大洲城は、愛媛県西南部の一級河川、肱川(ひじかわ)のほとりにあります。
4棟の櫓(やぐら)が解体を免れ、国の重要文化財に指定されています。
天守は明治時代に取り壊されてしまいますが、残された写真や模型などの資料をもとに、木造で正確に復元されました。
大州市の中心部にあり、近くには臥龍山荘(がりゅうさんそう)や「伊予の小京都」大洲の歴史的・文化的な見どころが多く、昭和レトロなポコペン横丁もあります。
湯築城は松山市、道後温泉近くの道後公園にある城跡です。戦国時代に築かれた大規模な堀や土塁などが残っており、歴史的にも高い価値があります。
当時の様子や調度品を忠実に復元した武家屋敷に、土塁の内部や構造を見られる全国的にも珍しい土塁展示室もあり、国史跡に指定されています。
自然豊かで地元の方からも親しまれている公園です。
最後は、愛媛県の東部、四国中央市にある川之江城(かわのえじょう)。
昭和61年(1986年)に天守が再現され、さまざまな展示のほか、展望台も設置されています。
海と市街地に隣接した小高い山の上にあり、展望台からは、日本一の紙の町として有名な四国中央市の街並みや、瀬戸内海の景色が広がります。
桜の名所としても知られ、春には地元の方や観光客の方でにぎわいます。
お城は地域の象徴ともいえる存在で、その町の歴史や雰囲気も感じられます。
それぞれの町を訪れた際は、ぜひお城にも立ち寄ってみてください。